野良猫がゴミ箱を漁るときの対策法。放っておくと被害が拡大します

ゴミを荒らす野良猫野良猫の生活

ゴミの日になると野良猫にゴミ箱を漁られて、中身が散乱してしまうことってありますよね。

この状況を放置してしまうと、散らかったごみを掃除するのが面倒なのはもちろん、野良猫が集まってくるなど厄介なことになってしまいます。

そうなってしまうと、今でも十分手を焼いている野良猫被害がさらにひどくなり、手を付けられなくなるかもしれません。

野良猫が頻繁にごみを漁っていたら、すぐに対策が必要です。

今回は、野良猫のゴミ荒らしに潜む危険性と、具体的な対策方法についてご紹介します。

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野良猫のゴミ荒らしを放っておくと危険

ゴミを漁る野良猫

野良猫がゴミを漁るのは、ごみの中に残った残飯をエサにするためです。

特に、魚やお肉の破片などは野良猫の大好物。私たちからすれば厄介なゴミ漁りも、野良猫からすれば生きるために大切な食事の1つです。

しかし、だからと言ってごみが散乱すると悪臭が立ち込めたり、衛生面からも良くありません。こうして散らかった生ごみは他の動物や虫を引き寄せたり病気の原因となります。

その他にも野良猫のゴミ漁りを放っておくと次のような危険があります。

ゴミが野良猫のエサになり繁殖してしまう

野良猫がごみ袋を漁れば食事が手に入ることを覚えてしまうと、ゴミの日には必ずごみを漁るようになってしまいます。

こうなってしまえば、野良猫にとってはゴミ捨ては食糧配給のようなものです。

定期的にご馳走が手に入ればその場所を気に入って住み着くようになり、食料にも困らないため繁殖を始めてしまいます。

すると、ごみを漁る野良猫の数が増えてしまうだけでなく、糞尿被害や鳴き声などの野良猫被害が拡大してしまいます。

ゴミが散らかってゴキブリなどの虫を呼んでしまう

野良猫が散らかしたごみの臭いにつられて、ハエやゴキブリなどの害虫が集まってきます。

これらの虫は小さな隙間も通り抜けるため、より多くの食料を求めてあなたの家の中に侵入します。

家の中は虫に取っても快適な環境なので繁殖します。

これらの虫は病気を持っていることが多いため、小さな子供やお年寄りがいる家庭では特に注意が必要です。

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散らかったごみの臭いで他の猫が寄ってくる

散らかった生ごみに引き寄せられるのは虫だけではありません。

生ごみが散乱していると近場で行動している野良猫も、おいしそうな臭いにつられて集まってきます。

普段は縄張り争いや食料争いをする野良猫も、ごみを漁ることで食料が十分に確保できれば争う必要がなくなるので、周辺の野良猫の数は大きく増えてしまいます。

そうやって野良猫が集まってくれば、周辺は野良猫の合コン会場となってしまい、新しい野良猫がどんどん産まれてしまいます。

猫は繁殖力が非常に高い動物なので、気づいたら数が3倍になっていたなんてことも珍しくありません。

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野良猫がその場所に住み着くようになる

ごみを漁ることで定期的に食料を確保できることを覚えると、野良猫がその場所を気に入って縄張りの一部にすることがあります。

野良猫は縄張り意識が強いため、一度縄張りだと認識されてしまうと追い払うのは一筋縄ではいきません。

こうなると、猫よけグッズを使ったり忌避剤を撒いたり、手間とお金がかかるようになってしまいます。

そうならないためにも、野良猫のゴミ漁りは早い段階で手を打つ必要があります。

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野良猫に狙われやすいゴミ出しを知ろう

ゴミ出しの仕方によって、野良猫に狙われやすさが変わってきます。

野良猫に食事が入っていることが分かるようなゴミ出しの仕方は、野良猫を誘っているようなものです。

具体的には、以下のようなゴミ出しの仕方は野良猫に狙われやすいので気を付けましょう。

  • 袋の口を縛るのが緩く、中の臭いが漏れ出ている。
  • 中に餌が入っていることが外から簡単に見える
  • 野良猫が活発になる早朝よりも早いゴミ出し
  • 野良猫がごみ袋を漁るのが習慣になっている場所へのゴミ出し

こういったゴミ出しの仕方は、野良猫の標的になりやすいので可能な限り避けるようにしましょう。

カラスのゴミ漁り対策でも行われていますが、外から餌が入っていることが分からないようにすることは重要です。

ゴミ荒らしはこうやって対策しよう!

野良猫のごみ箱荒らし対策なんて、フタつきのごみ箱を用意すれば大丈夫なんて思っていないでしょうか。

ごみ箱にふたをする程度では野良猫はあきらめませんし、それくらいの障害なら難なく攻略されてしまいます。

こうならないためにも、野良猫のゴミ荒らしをやめさせる対策方法をご紹介します。

ゴミに猫が嫌いな臭いのものを混ぜる

ゴミを出す前にごみ袋の中に猫の嫌いな臭いものを混ぜると、野良猫は嫌がってゴミを漁らなくなります。

中でも効果的なのは唐辛子スプレー。

鼻の良い猫にとって唐辛子の臭いは強烈で、大好物のお肉があっても唐辛子の香りが強ければ食べようとしません。

唐辛子スプレーの作り方は簡単なのでご紹介します。

唐辛子スプレーの作り方

  1. ペットボトルなどに唐辛子を入れ、焼酎で浸す。
  2. 1週間ほど寝かせて熟成させる。
  3. できた液体を水で薄めて完成!

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蓋をロックする機能が付いたゴミ箱を使う

ごみ袋をフタつきのゴミ箱に入れておくだけでは野良猫は侵入してしまうので、更にカギを付けて開けられないようにしましょう。

ロック機能付きのゴミ箱を使うだけで野良猫のゴミ荒らしを100%防ぐことができます。

こちらのゴミ箱なら、フタをロックできるので野良猫に倒されても中身を荒らされる心配がありません。

ゴミ箱周辺を猫よけする

ゴミ箱に近づく野良猫を猫よけすることも大切です。

ゴミ箱を置く場所は人が通ることが多いのでスプリンクラーなどの大掛かりな猫よけは使えませんが、超音波グッズは相性がいいです。

ゴミ箱を置いている場所に向けて超音波発生器を設置するだけで、野良猫が近づきにくい環境を作ることができます。

1度設置すればほったらかしでいいので手間もかかりません。

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ゴミ袋を2重に使って強度を上げる

野良猫はごみ袋から漏れた生ごみの臭いにつられてゴミを漁りに来ます。

ごみ袋を2重、3重にして密封すれば、臭いが漏れにくくなるので野良猫にばれにくくなります。

さらに、何重にもごみ袋を重ねることで野良猫に破られにくくもなるので一石二鳥です。

しかし、毎回のように野良猫がやってくる場所では、野良猫はごみ袋の中に餌があることを覚えているため、粘り強く袋を破る可能性も十分に考えられます。

ゴミの回収が来る直前にゴミを出す

ごみの収集が始まる直前にゴミを出せば野良猫がごみを荒らす暇もないので、確実にゴミ荒らしをなくすことができます。

とはいっても、仕事などの用事で直前まで家にいることができないことも多いでしょう。

時間に余裕がある場合には、ごみ収集車が来る直前にゴミを出すのも有効です。

網でごみ袋を覆うだけでは効果はない

野良猫のごみ漁りを対策するネット

ゴミ袋を漁られないように、ゴミ捨て場に網をかけていることがありますよね。

一見効果がありそうなこの方法ですが、実はほとんどゴミ荒らしを防ぐことができません。

体の小さな野良猫は網の隙間をくぐり抜けて、簡単に中に侵入します。

また、重しを使って猫が入れないようにしても、野良猫は食事のためなら網に穴を開けようと必死になるので時間稼ぎにしかなりません。

野良猫のゴミ漁りを防ぐには、野良猫の興味をなくすか物理的に袋を破れないような工夫が必要です。

まとめ:野良猫のゴミ漁りを放置するのはNG!

野良猫にとってゴミ漁りは生きるための行動ですが、私たちにとっては非常に困ったものです。

放っておけば繁殖したり、周辺から野良猫がやって来てしまい野良猫被害が拡大する原因となります。また、臭いに釣られてドブなどからゴキブリなどの害虫が引き寄せられます。

そんなことにならないためにも、ゴミ出しする際には

  • ゴミに猫の嫌いなものを混ぜる
  • フタ付きのゴミ箱に入れる
  • 超音波でゴミ捨て場を狙い撃ちする
  • ごみ袋を重ねて臭い漏れを防ぐ

などの対策を取って野良猫にごみ袋を破られないようにしましょう。

散らかったゴミを食べた野良猫が、人に感染する病気を持つこともあります。

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