お金をかけずにできる猫よけの方法として「唐辛子」は有名です。
唐辛子の刺激のある臭いが野良猫を遠ざけるので、猫よけに効果があります。
唐辛子で猫よけをすると言っても、唐辛子をそのまま置けばいいわけではありません。
この記事では、どんな方法で唐辛子を使えば猫よけができるのかについて解説していきます。
また、猫よけに唐辛子を使う際の注意もお話ししますので、実践に移す前の参考にしてみてください。
猫よけに唐辛子を使う2つの方法
猫よけに唐辛子を使う方法は大きく分けて2通りあります。
どちらも一長一短でメリット・デメリットがあるので、両方のやり方を見てからどちらの方法にするか考えてみてください。
唐辛子のエキスを使った自作猫よけスプレー
まず最初に紹介するのは、唐辛子のエキスを抽出して作る自作の唐辛子猫よけスプレーです。
水や酒などに唐辛子を数日浸け置き、できた抽出液を水で薄めて猫よけしたい場所にスプレーします。
一度に大量生産できるメリットがありますが、唐辛子以外の材料が必要になります。
作り方はこちらの記事「自作猫よけスプレーの作り方」で解説しています。
使い方も簡単で、野良猫を近づけたくない場所に撒くだけです。
野良猫に直接吹きかけると虐待行為に該当するかもしれないのでやめましょう。
唐辛子を刻んで撒く
唐辛子を包丁で刻んだり、手で細かくちぎって猫よけしたい場所に撒く方法です。
ただ唐辛子を細かくするだけなので唐辛子さえあればすぐにマネできますが、1度に作れる量が少ないので何回も猫よけするならコスパが悪いです。
ただ、実際は唐辛子を猫よけに使っている方の大半がこの方法を使っています。
猫よけに唐辛子を使う際の注意点
猫よけに唐辛子を使う方法は効果があるにはありますが、デメリットの方が多いので実践的ではありません。
猫よけに唐辛子がおすすめできない理由についてお話ししていきます。
市販の猫よけグッズに比べると効果が弱い
唐辛子を使った猫よけは、市販の猫よけグッズを使った場合と比べて効果が非常に弱いです。
市販の超音波やスプリンクラーの猫よけグッズは、センサーを使って不意打ちで驚かせることができます。
しかし、唐辛子は近づく前から臭いに気づくことができるので不意打ちにならず、野良猫を驚かせることができないからです。
しかも、野良猫の中には風邪や病気、老化で嗅覚が弱くなった個体も多く、効果の確実性がありません。
このように、唐辛子の猫よけ効果は野良猫を驚かせることができないので成功率が低いです。
唐辛子の臭いは効果の範囲が狭い
超音波やスプリンクラーの猫よけグッズは長いものだと10mほど射程距離がありますが、唐辛子での猫よけはせいぜい半径1mほどの範囲でしか効果を発揮できません。
小さな花壇を猫よけしたいのであれば唐辛子でも臭いが届くかもしれませんが、庭や軒先を猫よけするとなると効果の範囲が足りません。
唐辛子は効果の持続性がない
唐辛子の効果はすぐになくなってしまいます。
雨が降るだけでも臭いが洗い流されてしまうし、刻んだ唐辛子を使っている場合は風が吹くだけでも飛ばされてしまいます。
雨風がなくても時間が経つだけで臭いが薄れていくので、定期的に撒きなおさないといけません。
アリに唐辛子を食べられる
実はアリは唐辛子を食べます。
刻んだ唐辛子を使っている場合、気づいたらアリの行列に唐辛子を持っていかれて猫よけどころではなくなることがあります。
唐辛子も植物なので、腐ったり虫が湧くことがあるので注意しましょう。
自分も唐辛子の刺激臭を感じてしまう
臭いで猫よけするものすべてに共通しますが、嫌な臭いを感じるのは猫だけではありません。当然、その家に住むあなたも唐辛子の刺激臭を嗅ぐことになります。
唐辛子は忌避剤ほど強烈な臭いではありませんが、それでも家の周りから唐辛子の臭いがするのは鼻がピリピリしますし、通行人も不思議な目で見ていきます。
本気で野良猫に困っているなら唐辛子ではなく猫よけグッズを使いましょう。
唐辛子には少なからず猫よけ効果がありますが、野良猫を追い払うには非常に不便です。
家の周りに漂う唐辛子の臭いを我慢したり、定期的に撒きなおしたり、虫が湧かないように対策したり、唐辛子を猫よけに使うだけでもこれほどの手間がかかります。
その点、猫よけグッズなら一度設置してしまえば電池切れを起こさない限りずっと作動してくれるので手間がかかりません。
猫よけにかかる手間や時間を考えると、唐辛子で楽しようとするより猫よけグッズに頼るのが1番です。
特に猫よけ効果の高い猫よけグッズは「効果絶大!最強猫よけグッズランキング」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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