最初はいなくなったけど1週間くらいしたら戻ってきた
猫よけの超音波グッズを購入して効果が無かったという方のほとんどは、このような相談をしています。
最初は近寄らなくなった野良猫がまた戻ってくるのは、最初は聞き慣れない音に驚いたけど、超音波グッズの使い方が間違っているせいで上手く避けられているのかもしれません。
超音波グッズが効かない原因
では、どうして最初は効いていた超音波グッズが効かなくなってしまったのでしょうか?
超音波グッズの効果を感じられない原因はこんなものが考えられます。
あなたの場合と比較して解決策を探してみましょう。
超音波グッズだけで守れる範囲は限られる
超音波グッズはセンサーの可動域に野良猫が入らない限り作動しないものがほとんどです。
障害物にさえぎられるとセンサーが効かなくなったり、超音波が壁に反射されて効果が薄くなります。また、超音波発生器と猫よけしたい場所の高低差も重要で、高さや上下の角度も調整し、野良猫が集まる場所に超音波を直接浴びせられるように設置しましょう。
超音波に慣れてしまった
私たち人間がうるさい音が鳴る中にずっといれば耳が慣れるように、野良猫の中には超音波に慣れてしまうものがいます。
野良猫が超音波に慣れてしまうと、もうそれは鳴っていないものと同然でしょう。
そんな時は定期的に周波数を調整して野良猫が慣れないようにしましょう。
また、複数台の超音波グッズを複数方向から違う周波数で浴びせることができれば、猫よけ効果は飛躍的にアップします。
超音波グッズは侵入経路を防ぐのに適していない
野良猫があなたの庭を気に入っているのなら、そう簡単にあきらめてはくれません。
侵入経路が1つ無くなったら、また別のルートを見つけてでももう一度うんちをしに来るでしょう。
超音波グッズはたしかに猫よけ効果が高いですが、通り抜けるときだけ我慢すれば鳴りやんでしまうので侵入経路をふさぐのには適していません。
野良猫の通り道ではなく、野良猫の目的地(トイレやたまり場)に超音波を発することができるような設置の仕方が効果的です。
老猫には聞こえないことがある
私たち人間が老化に連れてモスキート音が聞こえなくなるように、野良猫も年を取るごとに耳が悪くなります。
老猫の場合はそもそも可聴音域が狭いので、超音波が聞こえていないのかもしれません。
そんな時は周波数を少し低くしてみましょう。
ただし、周波数を下げすぎると人間に聞こえるようになって近所迷惑になってしまうので注意が必要です。
超音波グッズが遠すぎる
超音波グッズの平均的な範囲は7m前後です。
しかし、だからといって本当に7mも離してしまうとそれだけ音が遠くなるわけですから、当然猫よけ効果も下がります。
実際には2~3m程度だと考えて、猫よけしたい場所の側に設置することが肝心です。
他の猫よけグッズと合わせて効果を底上げする
超音波グッズは確かに猫よけ効果が高いですが、センサーの可動域でないと作動しないなど欠点もあります。
一度撃退した野良猫が戻ってこないようにするためにも、超音波グッズ+αで完璧な猫よけをしましょう。
ここでは、おすすめの組み合わせ例をご紹介します。
トゲトゲシートで侵入経路を限定し、超音波を浴びせる
超音波グッズは可動域に野良猫が入らない限り作動しない欠点があります。
その欠点を補うために、トゲトゲシートを使って侵入経路を限定したあと、超音波グッズを野良猫がよく糞をする場所と侵入経路を直線状に置くことで確実に野良猫に超音波を浴びせます。
ここまですれば、野良猫も簡単に近づけなくなります。
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忌避剤で臭いを消す
超音波グッズで野良猫が近寄らなくなった間に、忌避剤などを使って野良猫の臭いを消してしまいましょう。
野良猫がいなくなっている間にマーキング臭を完全に消すことができれば、野良猫にとってその場所が自分の縄張りではなくなるので寄り付かなくなります。
超音波グッズも万能ではない
超音波グッズは猫よけの効果が高いだけでなく、猫にも人にも害がなく設置も簡単なので猫よけグッズ最強の一角として扱われがちですが、なにもそれ1つで猫よけを完璧にできるほど万能ではありません。
他の猫よけグッズに欠点があるように、超音波グッズにも欠点があります。
野良猫にもいろんな性格があるので、1つの猫よけグッズに頼り切らずに複数の猫よけグッズを使って欠点を補い合うような配置を心がけましょう。
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