猫よけの方法といえば、まず最初にトゲトゲの猫よけマットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
トゲトゲシートはAmazonやホームセンターから、ダイソーなどの100均でも購入できるので導入しやすく設置も簡単なので、猫よけを始めるときにこのトゲトゲシートを購入する方も多いでしょう。でも、効果が無かったという話もよく聞きますよね。
ツイッターなどのSNSを見ていると、トゲトゲのマットの上でくつろぐ野良猫の写真が見つかるので、本当にトゲトゲシートで猫よけできるのか疑問です。
猫よけのトゲトゲおいても、その上でガッツリ寝てる猫がいる事実😂 pic.twitter.com/vYTGB7jfKQ— 野良猫たくしい (@LucDriverNT) July 13, 2021
野良猫の中には画像のように全くトゲトゲの効かない個体もいるようです。
しかし、私がトゲトゲシートを使ってきた経験からすると、正しく使えばきちんと猫よけ効果があります。
今回は、私が猫よけにトゲトゲシートを使ってきた経験から、効果を高めるための設置法についてご紹介していきます。
トゲトゲシートは猫よけしたい場所の真上に置くと効果大!
トゲトゲシートは正しい方法で使えば、それなりの猫よけ効果を発揮します。つまり、間違ったやり方で使うと全く猫よけできません。
早速ですが、トゲトゲシートはどちらの方法で使ったほうが効果を発揮すると思いますか?
- 猫よけしたい場所の周りをトゲトゲシートで囲む
- 猫よけしたい場所の上にトゲトゲシートを置く
実は、後者の「猫よけしたい場所の上にトゲトゲシートを置く」方が効果があります。(管理人検証)
猫よけしたい場所の周りをトゲトゲで囲んでもそれなりに効果があるのですが、野良猫がその気になれば余裕で飛び越えてきます。また、塀の上や小さな隙間を縫ってトゲトゲのない侵入経路を見つけてくることもあります。
そもそも、Twitterなどで画像に上がっているように、トゲトゲシートのトゲの隙間を歩く猫がいるくらいですから、野良猫の通り道に置くのではあまり効果がないんです。
しかし、猫よけしたい場所の真上におけば、野良猫はお気に入りの場所でくつろげないわけですから、通り道に置くより嫌がります。
例えば、猫は自分の排泄物を土に埋めて隠す習性がありますが、猫がトイレにしている場所の真上などにトゲトゲシートを置けば土をかぶせることができないので、野良猫は落ち着いてトイレができません。
猫よけで最も重要なのは、野良猫の侵入を防ぐことではなく野良猫の居心地を悪くさせることです。なので、トゲトゲシートを使う際は野良猫の侵入口ではなく目的地に設置することが重要です。
それに、周りを囲むには必要な猫よけマットの枚数も増えるので負担が大きいですしね。
例外的に塀の上の猫よけマットは有効
猫よけマットは野良猫の侵入経路に設置するのではなく、目的地に設置するのが望ましいですが、塀の上への設置は例外的に有効です。
野良猫が塀の上に乗るときは、ジャンプして飛び乗るか、同じくらいの高さのものから歩いて登るかの2通りです。
塀の上にトゲトゲシートを置いておくと、野良猫はジャンプして塀の上に飛び乗ることができなくなるので塀の上からの侵入を抑えることができます。
しかし、塀の近くに塀と同じくらいの高さのものがある場合には、足元を確認しながら登ることができるので効果が落ちてしまいます。猫の足は小さいので、足元を確認しながら歩ける場合にはトゲトゲシートの効果はかなり落ちてしまいます。
塀の上にトゲトゲシートを設置する場合には、風で落ちないように紐や針金などで固定しましょう。
トゲトゲシートは管理を怠ると効果がなくなる
トゲトゲシートを使うときは、ときどきメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスと言っても簡単な作業で、
- 落ち葉や土などがマットの上に被さっていないか
- トゲトゲシート同士の間に隙間ができていないか
- 雑草が下から生えてきていないか
の3つを確認し、問題があれば位置を調整したり土を払ってやる程度です。
特に、庭や花壇のような場所に設置している場合は、土や落ち葉、雑草で効果が落ちやすいので注意が必要です。
猫よけマット『トゲトゲシート』の効果を高める工夫
猫よけマット『トゲトゲシート』は、他の猫よけグッズとは違い設置した場所でしか効果を発揮できません。侵入経路をふさごうとトゲトゲシートを設置しても、シートの周りは平気で通れてしまいます。
しかし、トゲトゲシートの側を通り抜けることのできない細い通り道や、塀の上、プランターの隙間などでは絶大な効果を発揮します。
トゲトゲシートを活かすなら、こういったトゲトゲを避けられない狭いスペースに使うのが特に効果的です。
猫よけしたい場所にトゲトゲシートを設置して、トゲトゲシートに余りがあればこういった場所に使いましょう。
トゲトゲシートをうまく選んで効果を高めよう!
猫よけマットのトゲトゲシートはいろんな種類が販売されています。
猫よけマットによって金額もまちまちですが、一概に高ければ効果が高いとは言えません。
猫よけマットを選ぶ際は、トゲの間隔、切り分けが可能かなどに注目して選ぶのがポイントです。
詳しいトゲトゲシートの選び方はこちらを参考にしてください
>>>猫よけグッズ「トゲトゲシート」を選ぶコツ
ちなみに、私が一番いいと思う猫よけマットはこちらの『ここダメシート』です。
ここダメシートは、トゲトゲが猫が踏み込めないほどに密集していて、マットを固定するピンの付属しています。また、ハサミで使いたい大きさにカットできるので使いやすさも抜群です。
他の猫よけグッズと併用するとさらに強力!
トゲトゲシートは設置した場所でしか効果を発揮できないので、超音波やスプリンクラーなど遠距離攻撃ができる他の猫よけグッズと併用するとより強力になります。
超音波やスプリンクラーなどの猫よけグッズを設置する際も、最優先で守るのは猫よけしたい場所です。
猫の通り道に向けて超音波やスプリンクラーを設置するよりも、野良猫がよくトイレをする場所に向けて設置しましょう。
執着心の強い野良猫はトゲトゲシートに屈しないことがある
野良猫は縄張り意識の強い動物です。
特に執着心の強い野良猫は、多少の猫よけには屈せずにやってくることがあります。
野良猫のトイレになっている場所にトゲトゲシートを設置しても、その上からうんちをしてくることがあるんです。
しかし、だからと言って諦めることはありません。
超音波やスプリンクラーと比べると、野良猫を驚かせることができないトゲトゲシートは猫よけのパワーが劣ります。
トゲトゲシートでは諦めない頑固な野良猫には、スプリンクラーや超音波で撃退しましょう。
>>>「超音波」カテゴリーへ
>>>「スプリンクラー」カテゴリーへ
【まとめ】トゲトゲシートを使うには設置場所が重要!
トゲトゲシートは設置した場所でしか効果を発揮できないので、どこに設置するかが非常に重要になってきます。
トゲトゲシートの効果を最大限発揮させたいのであれば
- 野良猫がよくトイレなどイタズラする場所
- 塀の上
- 隣の家との隙間など、トゲトゲシートを避けられない細い道
- プランターの間
など、に設置しましょう。
例えば、花壇が猫のトイレになっている場合には、花壇の周りをトゲトゲで囲むのではなく、花壇の土の上にトゲトゲシートを設置しましょう。
また、縄張り意識の強い野良猫には、トゲトゲシートだけでは猫よけし切れないことがあります。
そのときは、5000円以内で買える超音波グッズや猫よけ用スプリンクラーを使って撃退しましょう。
また、本格的な猫よけをしたことがない方は「効果絶大!最強猫よけグッズランキング」も合わせてご覧ください。
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