猫よけにペットボトルは禁止!効果は認められず火災の原因にも

猫よけ効果がないペットボトル0円猫よけ

猫よけのためペットボトルに水を入れたものが置かれているのを見たことがある方は多いんじゃないでしょうか?

私の家の近くにも、水を入れたペットボトルで猫よけしている方がいます。

これは古くからある猫よけの方法ですし、コストもかからないのでつい真似してしまう方も多いと思います。

しかし、ペットボトルを屋外に置くことで火災を引き起こす危険性があるので絶対にやってはいけません。

この記事では、ペットボトルで猫よけする危険性と、ペットボトルの代わりになる猫よけの方法をご紹介します。

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ペットボトルが火災の原因になる理由

あなたは虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を燃やしたことがあるでしょうか?

太陽の光を虫眼鏡で屈折させて1点に集めると、熱が集中して紙を燃やすほどの高温になります。

この現象は小学生の頃に理科の実験として学んで知っている方も多いと思います。

水を入れたペットボトルを屋外に置いておくと、虫眼鏡と同じ原理で太陽光を一点に集めて高温になります。

ペットボトルのすぐそばに燃えやすいものがあれば、簡単に火がつき火災が起こってしまいます。

実際に、水を入れたペットボトルが原因の火災が起こった事例について、消防防災科学センターが調査した事例が公開されています。

原因概要
専用住宅1階ウッドデッキにおいて、鋳物製テーブルに置かれた水入りペットボトルがレンズの役割を起こし、テーブル上のドライフラワーや新聞紙等に着火し、火災に至ったもの。

詳しく知りたい方はこちら
消防防災科学センター

水を入れたペットボトルで火が付くか実験!

試しに水を入れたペットボトルを用意して実験してみます。

猫よけに効果がないペットボトル

近くに燃えるものが無い場所で、日向にペットボトルを置いてみました。

ペットボトルの影に、光が集まっているポイントがあるのが分かります。試しに手を置いてみると、やけどしそうなくらい熱くなっていました。

撮影を行ったのは3月だったので、気温の低い春先でも十分に火災を起こす危険があることが分かりました。

ペットボトルによって太陽光が集中した場所に燃えやすいものがあれば、簡単に発火して火事になることが想像できます。

ちなみに、Youtubeでは実際に水を入れたペットボトルが原因で火災が起こりそうになる映像がありました。

ペットボトルが集めた光で高温になり、カーペットが焦げて煙が出ているのが分かります。

このように、猫よけの定番である水入りペットボトルには、大切なマイホームを火の海にしたり、家族を危険な目に合わせてしまう危険があります。

さらに、火災を起こしてしまうと命が危ういだけでなく、罰金の支払いなどの負担が重くのしかかります。

ペットボトルでの猫よけは絶対にしてはいけません。

それに、そもそもペットボトルには本当に猫よけの効果があるんでしょうか?

ペットボトルには猫よけ効果なし

ペットボトルが猫よけに効果があるという方は

  • 太陽光の乱反射に猫が驚いて近づかなくなる
  • 猫は水が嫌い
  • ペットボトルを置いておくと猫が怖がって近づかない
  • ペットボトルの静電気を嫌がる

といった持論を展開されていますが、実はどれも効果が認められていません。

それどころか、猫よけのペットボトルに近づく野良猫が確認されています。

「猫はペットボトルを嫌がる」は都市伝説ニャ。 #猫 #ネコ #猫よけペットボトル pic.twitter.com/rdEQgb4sI0— カメラマン大越大祐 (@GoshiPhoto) January 18, 2019

このように、野良猫はペットボトルをものともしません。

ペットボトルには猫よけ効果はないんです。

ペットボトルを置いてすぐの頃は、猫も見慣れない物体に不審がって近づきませんが、やがて害がないと理解すると気にしなくなります。

野良猫は縄張り意識が強いので、ペットボトルを置いた程度では絶対にあきらめてくれません。

野良猫を撃退したいのであれば、より強力な猫よけグッズの出番です。

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ペットボトルより安全で強力な猫よけグッズを使おう!

猫除けビーストバスター

ペットボトルは猫よけ効果が一切認められていない上に、火災の原因にもなってしまいます。

安全で確実に野良猫を撃退したいのであれば、猫よけに特化した猫よけグッズを使いましょう。

猫よけグッズには超音波、スプリンクラー、忌避剤など猫の嫌がるものを効果的に用いたものが多く揃っています。

これらの猫よけグッズの効果はペットボトルよりはるかに高く、野良猫対策には必須のアイテムです。

当サイトでは猫よけグッズに関する情報をまとめていますので、ぜひご活用ください。

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猫よけにペットボトルの発祥はどこ?

実は、なぜペットボトルで猫よけできるというデマが広がったのか、詳しい情報の出どころは分かっていません。

アメリカの雑誌で小ネタとして用いられた「野良猫は水を入れたペットボトルを置くと近づかなくなる」という噂が海を越えて日本に輸入されたという説や、ニュージーランドのラジオ番組で、エイプリルフールに「水を入れたペットボトルを庭に置いておくと犬が近寄ってこない」という発言が広まり、いつのまにか猫になったという説などさまざまです。

ただ、海外の国で話題になった猫(犬)よけ方法が、日本に流れ着いて根付いたという考えはどこも一致しています。

猫よけにペットボトルが効果的だというのは、海外の誤った情報がはるばる海を越えて日本にたどり着き、正しい情報かどうか検証もしないまま根付いてしまったと考えられます。

猫よけのペットボトルは片づけましょう

猫よけにペットボトルを使う方法は、日本で1番有名な猫よけの方法ですが、実は全く効果のない方法でした。

それどころか、ペットボトルが太陽の光を一点に集め、しゅうれん火災の原因になることもあるので非常に危険です。

猫よけしたい方はペットボトルではなく猫よけグッズを使いましょう。

また、近所でペットボトルを置いている人がいれば注意することも、火災に巻き込まれないためには大切です。

本気で猫よけしたいのであれば、猫よけグッズは必須のアイテムです。

猫よけグッズについて知りたいあなたへ

私が猫よけに成功できたのは「番人くん」のおかげでした。

トゲトゲシートや忌避剤、超音波グッズを使っても野良猫を追い払うことができず、困り果てた私は遂に最強の猫よけグッズに出会うことができました。 それがこの「番人くん」という超音波グッズです。

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