猫よけの超音波グッズは、猫の嫌がる高周波の超音波を発して猫を追い払うことを目的としています。
音を出すだけなので野良猫だけでなく人間にも害がないとして、猫よけの超音波グッズを使う家庭は増えてきました。
しかし、実際には子供や耳の良い人には超音波が聞こえてしまい、うるさいと苦情が来たり頭痛の原因になっているケースがあります。
猫よけできることも大切ですが、騒音がうるさかったり近所迷惑になっては逆効果です。
そこで、超音波グッズを使うときに気を付けたいことをまとめました。
子供や耳の良い人には超音波が聞こえてしまう理由
一般的に野良猫が嫌がるとされる音の周波数は18kHz~23kHzとされています。多くの猫よけの超音波グッズはこの周波数の中からランダムで音を出します。
しかし、耳の良い人なら周波数が20Hz~20kHz以内の音は聞こえるので、18kHz~20kHzの間の超音波は人間にも聞こえる可能性があります。
これが子供や耳の良い人には超音波が聞こえてしまう理由です
しかし、私たち大人は年齢と共に聞こえる周波数の幅が狭まっているので、子供ほど超音波に敏感ではありません。
超音波タイプの猫よけグッズを使うのであれば、私たち大人には無害でも周囲の子供や耳の良い人には騒音を流している可能性があることを忘れてはいけません。
【超音波が聞こえない人向け】超音波がどれだけうるさいか知ろう!
私のように超音波が聞こえない大人は、子供たちが効いている超音波がどれだけうるさいか分かりませんよね。
音楽を聴いたりテレビを見たりすれば我慢できるだろ。と言いたくなる気持ちも分かりますが、大人でも聞こえる周波数の超音波動画を用意しました。
一度聞いてみてください。※再生すると高い音が鳴ります。
どうでしょうか?ずっと聞いていると頭痛が起こりそうなうるさい音だと感じるのではないでしょうか。
この超音波が家の前でなり続けていたら頭が痛くなるのも納得ではないでしょうか?
超音波タイプの猫よけグッズを使うときに周りへの配慮が大切な理由が分かっていただけたかと思います。
(YouTubeの仕様上16000Hz以上は聞こえません。)
超音波が近所迷惑にならないためにできること
猫よけのために買った超音波グッズが原因であっても、近所の方から「うるさい」と苦情が来れば取り外すしかないですよね。
そんなことにならないためにも、猫よけの超音波グッズを使う際にできる対策をご紹介します。
子供がいる家に向けて超音波を使わない
超音波グッズの向きを家からずらすだけでも、格段に超音波が聞こえにくくなります。
特に、子供がいる家庭には超音波グッズを向けない方がいいでしょう。
逆に恒例の方が住んでいる家に向ける分には、超音波は聞こえないでしょうし問題ありません。
また、超音波グッズを使う際は自分の家や隣の家に向けて使わず、車の通る道路側へ向けて使うようにしましょう。
『番人くん』という超音波グッズを使う
番人くんも超音波の猫よけグッズですが、他の超音波グッズとは違い出せる音の周波数が広いのが特徴です。(多くの超音波グッズは13.5kHz~23.5kHzの範囲の周波数から出力するのに対し、番人くんは15kHz~60kHzの範囲の周波数から出力できる)
出力できる超音波の周波数が広いので、他の超音波グッズとは違って人の耳では聞こえない音を出力できます。
若干のカチカチカチ…という作動音(?)のような音が聞こえますが、顔に向けて音を出しても全然平気なくらいなので近所迷惑になりません。
番人くんなら頭痛や近所迷惑の心配もなく、安心して猫よけもできます。
また、番人くんには購入後に猫よけの専門家がメールで個別に猫よけのアドバイスをしてくれるサービスがあるので、猫よけが上手くいっていない方は相談してみてはいかがでしょうか。
超音波以外の猫よけグッズを使用する
超音波に苦情がきているのであれば、他の猫よけグッズを使用する方が良いでしょう。
猫よけのスプリンクラーなら、センサー内に入った動物にのみ水を発射するので猫以外に被害が出ることはありません。
スプリンクラーは人間がセンサー内に入っても反応するので置ける場所は限られてしまいますが、家の中にいる子供が頭痛に悩まされる心配はありません。
その他にも、トゲトゲの猫よけマットや忌避剤など、様々な猫よけグッズがあります。
猫よけで人の迷惑にならないために
超音波グッズは効果が出やすい猫よけグッズですが、子供や耳の良い人にははっきりとした音に聞こえてしまい迷惑になることがあります。
超音波グッズを使う際は子供や近所の人のことも考えて設置するようにしましょう。
近隣トラブルになる前にあらかじめ近所の方に事情を説明しておくのもいいですね。
もし、設置したい場所の構造上家に向けるしかない場合は番人くんを購入するか、スプリンクラーなど別の手を考えるのもいいですね。
こちらも合わせてどうぞ
コメント